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冠水した道路を車で走行しても大丈夫な目安や走行時の注意点

2022/11/01 up

毎年のように日本各地で豪雨被害が相次いでいます。川のようになった道路を車が走っている映像を、ニュースで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

いざ自分が運転中に冠水した道路に直面したとき、このまま進行すべきか、迂回すべきかで迷うこともあるでしょう。

 

今回は、冠水した道路を走行しても大丈夫な目安や、走行時の注意点、万が一車が冠水してしまった際の対処法を紹介します。

 

冠水した道路を走行しても大丈夫な目安

冠水した道路は避けるのが基本ですが、走行可能な目安を知っておくと、もしものときに役立ちます。

 

目安として、水面の位置がタイヤの半分以下であれば走行できる可能性が高いでしょう。車体の底面が浸かるほどの水深では走行困難であり、マフラーや吸気口から水が浸入してしまいます。

 

車にはセダンやミニバン、SUVなどさまざまな種類があり、タイヤの大きさや車体底面の高さも変わってきます。つまり、その車によって走行可能な目安は異なりますが、水深が約20cm以下なら、マフラーの位置よりも低いことが多いため、問題なく走行できるでしょう。

 

ただし、速度が速いと高い水しぶきが上がり、車が浸水してしまう可能性もあるため、走行速度には注意が必要です。

 

おおよその水深は、縁石と水面を比べることでわかります。一般的な縁石は15cm以上の高さが必要です。冠水によって縁石が完全に隠れている場合は水深が深いと考えられるため、迂回を検討しましょう。

 

冠水した道路を走行する際の注意点

やむを得ない事情で冠水した道路に進行する場合は、以下の点に注意しましょう。

 

車間距離を詰めすぎない

冠水した道路には、さまざまな危険が潜んでいます。前の車が何らかの事情で急停止する可能性もあるため、十分な車間距離をとることが大切です。

 

また、前の車の水しぶきによって前が見えにくくなることもあります。他にも、道路が冠水しているとブレーキが効きづらくなり、ブレーキを踏んでから停止するまでにいつもより距離が必要になるので、車間距離は詰めすぎないようにしましょう。

 

速度を上げすぎない

速度を上げすぎると激しい水しぶきが起きて、吸気口から水が入ってしまう恐れがあります。吸気口はボンネット近くに位置しており、多少の水では吸気口が詰まらないように設計されています。しかし冠水した道路での激しい水はねによって、浸水してしまう場合もあります。

 

吸気口自体が浸水していなくても、水しぶきがタイヤ周辺のスペースからエンジンルームに入り込んだことで吸気口が詰まり、エンジンが停止するケースも考えられます。激しい水はねを起こさないためにも、速度は上げすぎないようにしましょう。

 

アンダーパスへは入らない

高架下や立体交差点などにあるアンダーパスは、周囲より路面が低いため、水が溜まりやすい場所です。アンダーパスは全国各地に多数存在しており、集中豪雨などによる冠水時は、車の立往生や水没といった案件が発生しています。

 

アンダーパスは水の深さを把握しにくいため、雨が強いときは入らないように注意しましょう。冠水想定箇所マップなどで危険性の高いアンダーパスの位置を知ることも大切です。

 

万が一にも車が冠水してしまった場合

想像以上に水深が深かった場合など、冠水によって車が動かなくなることもあります。万が一にも車が冠水してしまったときには、落ち着いて次のような行動をとりましょう。

 

慌てずにエンジンを停止させる

まずは速やかにシートベルトを外して、エンジンを停止させます。エンジンを動かしたままにすると、エンジンに水が入って被害が拡大することがあります。

 

エンジンを止めたら、車から出て安全な場所に避難しましょう。

 

たとえ水が引いても、自分でエンジンをかけることは避けます。見えない部分がダメージを受けている可能性があり、電気系統のショートによる出火や爆発などの危険性があるからです。

 

閉じ込められたらサイドガラスを割って脱出する

水面が上がっていくと、水圧が強くかかるためドアを開けるのが難しくなります。スライドドアも同様で、ドアが開く際に外側にドアを動かすため、水圧が強くなると開きません。もし、ドアが開かない場合は、窓から脱出しましょう。

 

電気系統のショートなどで窓も開かない状況であれば、窓ガラスを割って脱出します。フロントガラスは合わせガラスで割れにくいので、窓ガラスを割ることがポイントです。窓ガラスは強化ガラスで、割れた際は砂利のように粉々になります。鋭利な破片とならないため、けがのリスクを低くできます。

 

狭い車内では力を入れにくく、水の抵抗もあることから、窓ガラスを割るための脱出用ハンマーを用意しておくと安心です。シートベルトカッターが付いている脱出用ハンマーであれば、シートベルトがロックされて身動きがとれなくなった場合にも役立ちます。

 

脱出する際は、片足で水深を測りながらゆっくりと両足をつき、慎重に進みましょう。水が濁っていると道路の状況がわかりにくく、マンホールのフタが外れているなどの危険な箇所を見落とす可能性があるため注意が必要です。

 

まとめ

どれくらいの水深であれば走行できるかは車種によっても異なりますが、目安は水深約20cm以下です。水が車体の底面に浸からないくらいであれば、走行できる可能性が高いでしょう。

 

冠水した道路の走行は危険をともなうため、無理せずに迂回することが基本です。万が一冠水してしまった場合は、落ち着いてエンジンを停止させ、脱出ルートを確認しましょう。

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