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ラジエーターから水漏れする原因は?確認方法もあわせて解説

2025/06/02 up

ラジエーターからの水漏れ原因は、経年劣化や腐食、部品の故障などさまざまです。臭いや煙、異音などの兆候があります。ラジエーターからの水漏れは車の安全な走行に大きな影響を与えるため、原因や確認方法を知り、的確に対応しましょう。

 

走行中に「何か甘い臭いがする」「エンジンが熱くなりすぎている」と感じた場合、ラジエーターから水漏れしているケースがあります。

 

ラジエーターはエンジンを適切な温度に保つための重要なパーツです。ラジエーターから水漏れが発生すると、エンジンがオーバーヒートし、最悪の場合は走行不能になるリスクがあります。水漏れが見つかった場合、早期に原因を特定し対処することが非常に重要です。

 

この記事では、水漏れの主な原因や兆候を見分ける方法、応急処置、廃車の判断基準まで解説します。ラジエーターからの水漏れや車のトラブルがあった場合でも、車のダメージを最小限に抑えて安全な走行を続けたい方は参考にしてください。

ラジエーターから水漏れする原因

ラジエーターからの水漏れは、車の冷却機能に深刻な影響を及ぼす可能性があります。原因はさまざまですが、どの部分に問題があるのかを正確に特定することが重要です。

 

ここからは、主な原因について詳しく解説します。

ラジエーター本体が破損しているため

ラジエーター本体の破損は、水漏れの主な原因のひとつです。ラジエーターは主にアルミや銅などの軽金属で作られており、熱伝導性に優れています。一方で、素材が柔らかいため、経年劣化や物理的衝撃への弱さが特徴です。

 

長年の使用によって内部が腐食したり、表面に小さな穴が生じたりするうちに、そこから冷却液が漏れるケースがあります。また、小石の飛来や軽い衝突によって外部から損傷を受け、冷却液が漏れ出すこともあります。

 

水漏れを確認した際は、ラジエーター本体の損傷が原因である可能性を念頭に置き、早めに点検・修理することを検討しましょう。

 

ラジエーターキャップが劣化しているため

ラジエーターキャップは冷却系システムの内部圧力を保ちつつ、必要に応じて圧力を逃がす役割を担っています。しかし、ゴムパッキンの劣化や硬化、バルブ機構の不具合によって密閉性が失われると、冷却液の漏れにつながるおそれがあります。

 

とくに、キャップが正常に機能していない場合は、冷却システム全体のバランスが崩れ、過剰な圧力によって漏れが発生することがあります。

 

ラジエーターキャップは消耗品です。安全に走行を続けるためにも、定期的なチェックと早めの交換を心がけることが大切です。

 

ホースが劣化しているため

ホースは冷却液をラジエーターとエンジン間で循環させる重要な部分です。しかし、長期間の使用によりゴムが硬化したり、ひび割れたりすることがあります。とくに、高温の環境下ではゴムの劣化が早まり、ひび割れた箇所から冷却液が漏れる原因になります。

 

さらに、ホースの接続部分が緩んでいると冷却システムに圧力がかかった際、漏れが生じることがあります。ホースの表面にひび割れや摩耗が見られた場合は、早急に交換を検討しましょう。

 

ウォーターポンプが故障しているため

ウォーターポンプはエンジン内で冷却液を循環させる役割を担っており、不具合が生じると冷却機能全体に支障をきたします。

 

とくにシール部分が劣化または破損すると、冷却液が漏れやすくなり、内部の圧力を維持できなくなることで、エンジンがオーバーヒートするリスクが高まります。

 

また、ウォーターポンプの不具合は、異音や振動が前兆になるケースもあります。故障を放置すると、エンジンに与えるダメージは深刻です。ウォーターポンプの状態を定期的に確認し、不具合が見つかった場合は速やかに修理または交換を行いましょう。

 

ラジエーターの水漏れを確認する方法

ラジエーターから水漏れが発生している場合、早期に問題を特定することが重要です。水漏れの確認方法としては、車の下に液体が溜まっていないか、冷却液の減りが早くないかなど、いくつかのポイントがあります。

 

ここでは、ラジエーターの水漏れを確認する方法を紹介します。

 

車の下に水が溜まっていないか

ラジエーターから水漏れを確認するには、まず車の下をチェックしましょう。エンジンが温まった状態で冷却液が漏れると、車の下に水たまりができることがあります。

 

この水たまりは冷却液の漏れを示す重要なサインです。とくにエンジンを停止した後に確認すると、発見しやすくなります。冷却液にはピンクや緑、青などの色がついており、見分けやすいのが特徴です。

 

車の下に色付きの液体が溜まっている場合は、冷却液が漏れている可能性が高いと考えられます。ラジエーターや関連部品に異常があるかもしれないため、早めの点検をおすすめします。

 

冷却液の減りが早くないか

通常、冷却液は密閉された冷却システム内を循環しており、急激に減ることはありません。走行距離や時間の経過に応じて少しずつ蒸発することはありますが、これはごくわずかであり、頻繁な補充が必要になるような状況は異常といえます。

 

もし短期間で明らかに冷却液の量が減っている場合は、ラジエーター本体の破損やホースの劣化、ウォーターポンプの故障など、何らかの不具合が冷却システム内で発生している可能性が高いと考えられます。

 

また、冷却液がエンジン内部に漏れ込んでいる「内部漏れ」のケースもあり、この場合は外部から漏れが確認できないため、注意が必要です。

 

冷却液の減りが早いと感じた場合は、まず予備タンクであるリザーバータンクやラジエーターキャップの周囲を確認し、にじみや液だれがないかチェックしてみましょう。放置するとエンジンのオーバーヒートや深刻な故障につながるおそれがあるため、冷却液の減りに気づいたら、早めに整備工場で点検を受けることが重要です。

 

水温計に異常は見られないか

ラジエーターから水漏れを疑う際は、水温計の動きにも注意しましょう。冷却液が不足すると、エンジンの冷却効率が下がり、水温が通常よりも高くなります。

 

そのため、水温計の指針が通常より高い位置を示しているときは、ラジエーターからの水漏れにより、冷却系システムが正常に機能していない可能性があります。

 

水温の異常な上昇はエンジンのオーバーヒートの前兆です。放置するとエンジンの深刻な故障につながるおそれがあります。

 

甘ったるい臭いがしないか

ラジエーターから水漏れが発生している場合、車内やエンジンルームで甘ったるい臭いが漂うケースがあります。これは、漏れた冷却液が高温により蒸発し、独特の臭いを発するためです。

 

冷却液にはエチレングリコールを含んでおり、加熱されることで甘い臭いを放ちます。臭いを感じた場合、ラジエーターや周辺部分から冷却液が漏れている可能性が高いでしょう。

 

とくに、エンジンの温度が高くなっている状態では臭いが強くなる傾向があるため、早めの点検をおすすめします。

 

煙のような蒸気が出ていないか

ラジエーターからの水漏れによって、車のエンジンルームから煙のような白い蒸気が立ち上るときがあります。これは、漏れた冷却液がエンジンや周囲の高温部品に触れて蒸発するために起こります。

 

とくに、エンジンが加熱している状態では蒸気が一気に発生することがあり、見た目には煙のように見える場合があります。万が一、白い蒸気が確認できた場合は安全な場所に車を停めて、状態をチェックしましょう。

 

ラジエーターの水漏れの対処法

ラジエーターから水漏れが発生した場合は、早急な対応が必要です。水漏れを放置すると、エンジンの冷却効率が低下し、最終的にエンジンがオーバーヒートして重大な故障につながるおそれがあります。

 

ここでは、ラジエーターの水漏れに対する基本的な対処法について解説します。

 

水漏れ防止剤で応急処置をする

すぐに修理ができない場合は、水漏れ防止剤を使った応急処置が有効です。市販の水漏れ防止剤は一時的に漏れを抑える効果があり、冷却液の減少を防ぐことで、エンジンのオーバーヒートを回避できます。

 

使用方法は簡単で、ラジエーターのキャップを外し、取扱説明書にしたがって防止剤を入れエンジンを数分間アイドリングさせます。

 

ただし、この方法はあくまで応急処置に過ぎません。必ず専門業者による点検と修理を早急に受けましょう。

 

冷却水を継ぎ足しながら走行する

冷却水を継ぎ足しながら走るのも、緊急時の一時的な対処法です。漏れによって冷却水が不足した場合エンジンが加熱する危険があるため、走行前や停車時に水を補充して対応します。

 

水漏れが確認できた時点で冷却水を追加し、その後も定期的に補充しながら走行します。ただし、この方法は根本的な解決ではないため、できるだけ早く修理を依頼しましょう。

 

なお、冷却水の補充をする際は、必ずエンジンが十分に冷えていることを事前に確認します。熱い状態でキャップを開けるとやけどや飛散の危険があるため、注意が必要です。

 

冷却水の代わりに水道水を使う

冷却水が不足したときは、応急処置として水道水を代用できます。緊急時には、冷却液の代わりに一時的な補充が可能です。

 

ただし、水道水には冷却液に含まれる腐食防止剤や凍結防止剤が入っていません。長期間使用すると、エンジン内部を腐食するおそれがあり、冷却性能も低下します。

 

この方法はあくまで一時的な対応に過ぎないため、早急に冷却液を正規のものに交換し、ラジエーターの点検や修理を受けましょう。

 

ロードサービスに連絡する

ラジエーターから水漏れが発生した場合、すぐにロードサービスへ連絡しましょう。とくに、水漏れがひどい場合や冷却液が大幅に減っている状態で走行を続けると、エンジンがオーバーヒートし、重大な故障につながるおそれがあります。

 

ロードサービスを利用すれば、安全な場所への車両の移動や修理工場への搬送がスムーズにできます。なかには、応急修理に対応している業者もあるため、専門家の助けを借りるのが安心です。

 

無理に自走や修理を試みるよりもプロのサポートを受けたほうが、車へのダメージを抑えられます。

 

水漏れに対処する際の注意点

ラジエーターから水漏れが発生した場合、水漏れの原因を正確に見極め、状況に応じて対応しましょう。ここでは、対処時のポイントを紹介します。

 

そのまま乗り続けない

ラジエーターから水漏れがある状態で、車を運転し続けるのは避けましょう。冷却液が不足するとエンジンが冷却されずに過熱し、内部部品に損傷が生じます。放置するとエンジン本体に深刻なダメージを与え、修理費が高額になるケースもあります。

 

水漏れに気づいたら、すぐに車を安全な場所に停めてエンジンを止めます。冷却液の補充や修理工場への連絡など、速やかな対処が必要です。

 

エンジンが冷えていない状態で点検しない

ラジエーターの水漏れを確認する際、エンジンが冷えていない状態で点検するのは非常に危険です。エンジンが熱い状態では、冷却液やラジエーターの部品が高温になっており、触れることでやけどを負うおそれがあるためです。

 

また、ラジエーターキャップを開けると、熱せられた冷却液が勢いよく噴き出す可能性もあるため大変危険です。必ずエンジンを停止し、十分に冷めたことを確認したうえで、点検や応急措置をしましょう。安全を守るためには、落ち着いた行動が大切です。

 

耐用年数が異なる冷却液を混ぜない

ラジエーターの水漏れに対処する際は、耐用年数が異なる冷却液を混ぜないことが重要です。冷却液には複数の種類があり、それぞれ耐用年数や成分が異なるため確認が必要です。

 

異なるタイプの冷却液を混ぜることで成分どうしが反応し、冷却性能の低下や劣化の促進につながるおそれがあります。冷却液のなかに含まれる添加剤の相互作用により、冷却システム内部で腐食が発生する可能性もあります。

 

冷却液を補充や交換する際は、現在使用している冷却液の種類を確認し、同じタイプで統一するようにしましょう。適切な冷却液を選んで使用することで、エンジンやラジエーターを保護できます。

廃車すべきかどうかの判断基準

ラジエーターの水漏れが発生した場合、修理を続けるか、それとも廃車を検討するかを判断するには、いくつかの要素を総合的に考える必要があります。

 

修理費用が車両の現在の市場価値を上回る場合や、ほかの重要な部品にも不具合が見られる場合は、廃車の選択肢も現実的です。

 

車の状態を正しく把握し、修理にかかる費用と車両の今後の維持費を比較したうえで、最適な判断をしましょう。ここからは、廃車すべきかどうかの判断基準について解説します。

 

修理費用が高額の場合

ラジエーターの水漏れは、修理内容によっては高額になるときがあります。修理費が現在の価値を超えるようであれば、修理するメリットが薄れるでしょう。このようなケースでは、新しい車へ乗り換えたほうが長期的にコストを抑えられる可能性があります。

 

修理費用が高額であると感じた場合は、修理だけにこだわらず、車全体の状態や今後の維持費も含めて検討しましょう。廃車の選択が、結果として賢明な判断となる場合もあります。

 

ほかの部品にも問題がある場合

ラジエーターの水漏れとともにほかの部品にも不具合が発生している場合は、廃車を検討すべき重要な判断材料となります。たとえば、ラジエーター以外にもエンジンやトランスミッション、サスペンションなどが劣化している場合、全体の修理費が高額になる可能性があります。

 

複数の部品に不具合があると車両全体の価値に見合わないコストが発生し、新車の購入費用に近づいてしまうことがあります。さらに、修理期間が長引くことで生活や仕事に支障をきたす可能性もあります。

 

このようなケースでは、修理を重ねて乗り続けるよりも、新しい車に買い替える方が経済的に合理的といえます。

 

車が重大なダメージを受けた場合

事故や強い衝撃などで車両に重大な損傷がある場合も、廃車の検討をしましょう。ラジエーターだけでなく、エンジンや重要部品が深刻なダメージを受けている場合、修理費が高額になるのが一般的です。

 

仮に、修理が可能であっても、その後に別の不具合が発生するリスクが高く、結果的に維持費がかさむおそれがあります。こうした状況では、車の残存価値と修理費用を冷静に比較し、廃車という選択肢も視野に入れて検討しましょう。

 

車の故障する頻度が多い場合

車の故障が頻繁に発生している場合も、廃車を検討する理由のひとつになります。ラジエーターの水漏れとさらに、エンジンやトランスミッション、ブレーキなどの主要部分にたびたび不具合が発生していると、修理を繰り返すたびに費用が高額になります。

 

頻繁な故障は、車の全体的な劣化が続いているサインともいえます。高額な修理費を負担し続けても、車の寿命が近づいている可能性が高く、長期的に見ると新しい車に買い替えたほうがコストを抑えられる場合があります。

 

こちらの記事では、廃車の費用相場について解説しています。

内訳や戻ってくるお金についても解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。

 

まとめ

ラジエーターの水漏れは、車の冷却システムに深刻な影響を及ぼすおそれがあります。水漏れの原因としては、ラジエーター本体の破損やホースの劣化、キャップの不具合、ウォーターポンプの故障などが挙げられます。

 

これらのトラブルを早期に発見し、適切に対処することが、エンジンの過熱を防ぎ車の寿命を延ばすための重要なポイントです。そして、問題を放置せずに必要に応じて修理するか、それとも廃車を選ぶかの判断も求められます。

 

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