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カーコレブログ

車がオーバーヒートしたらどうなる?原因や対処法も解説

2023/12/28 up

 

この記事では車がオーバーヒートしたときの症状や原因と対処法を詳しく説明します。またオーバーヒートを予防する方法や各部品の点検方法まで解説するので、エンジンの状態に不安がある方は参考にしてください。

車がオーバーヒートすると、大きな事故や損害を引き起こす可能性があります。エンジンの温度が異常に上昇したことが原因で起こるオーバーヒートは、場合によってはエンジンの損傷につながる可能性があります。

オーバーヒートを未然に防ぐには、エンジンの異常を早期に察知し、メンテナンスすることや適切な予防が必要です。

この記事では、オーバーヒートの一般的な症状やその原因、緊急時の対処法まで詳しく解説します。

 

オーバーヒートしたらどうなる?

 

オーバーヒートは車のエンジンに深刻な問題を引き起こす可能性があります。車がオーバーヒートすると、エンジンから異音や異臭が発生したり、エンジンが始動しなくなったり、ボンネットから水蒸気が出るなど、さまざまな症状が起こります。

このような異常なサインはエンジンの過熱が原因となっていることが多く、早急な対処が必要です。エンジンの温度上昇は車にとって危険であり、対処方法を誤るとエンジンが損傷したり、修理費用が高額になる可能性があります。

車の走行中に次に紹介する症状が発生したときは、すぐに車を停止してメンテナンスを受けるようにしましょう。

 

エンジンから異音や異臭がする

 

エンジンからの異音や異臭は、オーバーヒートによって車のエンジンに深刻なダメージが発生している可能性がある警告信号とも言えます。また、エンジンからの異音は、内部の部品が過熱によって損傷していることを示唆しています。

エンジンから異音や異臭には、以下のような症状があります。

 

【異音の例】
・金属的なカンカンとした音
・グルグルと振動をともなうような音
・プシューという乾いた音

 

【異臭の例】
・ガソリンや灯油のような燃料系の匂い
・何かが焦げたような匂い
・シロップのような甘い匂い

 

このようにエンジンから異音や異臭がしたときは、エンジンがトラブルを起こしてる可能性があります。どんな症状が現れた場合でも、車を直ちに停止させ、点検を受けることが重要です。

異音や異臭を放置すると、エンジン以外の部品にも深刻な損傷が生じる可能性があるため、迅速な対処が必要です。

 

エンジンがかからなくなる

 

エンジンがオーバーヒートすると、エンジンがかからなくなることがあります。これはエンジン内部の温度が異常に高くなり、内部の機能が正常に働かなくなるために起こる現象です。

とくにエンジンの燃料供給システムや点火システムに影響を与えたときに、エンジンが完全に停止する場合があります。エンジンがかからないときは、ただちに車を点検に出して修理しましょう。

エンジンがかからない状況は車にとって非常に危険であり、大きな事故につながりかねないため、早急な対処が必要です。

 

ボンネットから水蒸気が出る

 

ボンネットから水蒸気が出る現象は、オーバーヒートによる典型的なサインです。この現象は、冷却システムの過熱や故障が原因となっていることが多く、エンジン内の冷却液が沸騰して蒸気となって逃げることによって発生します。

この症状が見られたときは、即座に車を停止させてエンジンを冷ましましょう。エンジンをそのまま稼働させ続けると、さらなる損傷や重大な故障を引き起こす可能性があるので、エンジンが冷めて水蒸気が出なくなっても、ロードサービスを活用するなどして、運転はしないようにします。

 

水温計が正常ではなくなる

 

水温計が異常を示してるときは、エンジンがオーバーヒートしている明確な兆候です。水温計はエンジンの冷却液の温度を示しており、温度が異常に高い場合、冷却システムになんらかの問題があることを示しています。

水温計は一般的にC〜Hで表記されており、Hを振り切った状態が続くときは異常を示しています。水温計の表示が異常な場合、エンジンが過熱状態にあるので、車を停止してエンジンを冷ましましょう。

水温計が示す異常はエンジンの損傷や故障につながる可能性があり、修理費用が高額になる可能性があるので、日頃から水温計を確認して異常がないか確認するようにしましょう。

 

エアコンが効かなくなる

 

車のエアコンが効かなくなる現象は、オーバーヒートの警告サインのひとつです。エンジンが過熱すると、エアコンシステムが十分に冷却されなくなるので、エアコンの機能が低下してエアコンが効かなくなります。

エアコンの性能が落ちた場合、エンジン温度の問題を示唆しているので、少しでも異常を感じたら点検を受けるようにしましょう。エアコンが効かない状態を無視すると、エンジンやほかのシステムに損傷を与える恐れがあります。

 

オーバーヒートする原因

 

車がオーバーヒートする原因はさまざまですが、主な要因は冷却水の不足や漏れ、冷却システムの異常、エンジンオイルの不足や劣化、そして過酷な運転条件です。

オーバーヒートはエンジンの温度管理に大きく関与し、これらの要因の引き金となって、エンジンが異常に加熱されます。

オーバーヒートはエンジンに深刻なダメージを与える可能性があり、車の寿命を短くすることにもつながります。そのため、これらの原因を理解し、適切なメンテナンスを行うことが肝心です。

 

冷却水の不足や漏れ

 

冷却水の不足や漏れは、オーバーヒートの最も一般的な原因のひとつです。冷却水はエンジンの発生熱を吸収し、それをラジエーターを通じて放熱する役割を果たすパーツですが、冷却水が漏れたり不足したりするとエンジンの熱を吸収できずにオーバーヒートを引き起こします。

また、冷却水の漏れはホースの破損、接続部の劣化、またはラジエーター自体の問題が原因となります。冷却水だけではなく、関連の部品が機能しなくなると、オーバーヒートのリスクが高まるので気をつけましょう。

たとえば、冷却水のタンクにつながっているホースが破損していると冷却水の漏れを引き起こすことがあります。また、ラジエーターの冷却ファンの詰まりも原因になります。

冷却水の不足を予防するには、定期的なメンテナンスが大切です。定期的に冷却水のレベルチェックし、必要に応じて早めに補充するようにしましょう。

 

冷却システムの異常

 

車の冷却システムはエンジンからの熱を効果的に放出し、冷却する役割を果たしますが、機能不全に陥ると熱が適切に処理されなくなります。

冷却システムに異常が生じる原因としては、ラジエーターの詰まり、サーモスタットの故障、冷却ファンの不具合などが考えられます。これらの要素が正しく機能していないと、最悪の場合エンジンが損傷する可能性があるので、エンジンを停止して熱が冷めてから、ボンネットを開けて以下の方法で冷却システムの状態を確認しましょう。

 

【冷却システムの状態を確認する手順】
・冷却液タンクの液面を確認し、タンクの最低線と最高線の間に液があるか確認する
・冷却液が透明で、異物や沈殿物がないことをチェックする
・ホースに亀裂や硬化がないか確認する
・車の下に水溜りや液体の跡がないか確認する

 

この中でひとつでも異常がある場合は、早急に車の点検を受けましょう。

 

エンジンオイルの不足や劣化

 

エンジンオイルの不足や劣化も、車のオーバーヒートを引き起こす一因です。エンジンオイルは部品の潤滑や冷却に重要な役割を果たしており、エンジンオイルが不足すると、エンジン関連の部品同士で摩擦が生じやすくなり、過熱の原因となります。

また、オイルが劣化した場合も潤滑性能が低下し、エンジンの熱を適切に管理できなくなります。オイルが劣化するとエンジン温度が上昇し、オーバーヒートに至ることがあるので、劣化する前に早目に交換するようにしましょう。

エンジンオイルはカーショップやガソリンスタンドなどで、無料で点検できる場合があるので、定期的にオイルの状態の点検を受けることをおすすめします。

 

高負荷な運転

 

エンジンに負荷をかける運転をすると、過剰に熱が作られてオーバーヒートにつながることがあります。

エンジンに負荷をかける運転には以下のような運転が該当します。

 

・急加速や急ブレーキを繰り返す
・渋滞時など発進と停止を頻繁に繰り返す
・高速道路など長時間高速で運転し続ける
・猛暑日に長時間エアコンをフル稼働させる
・最大積載量を超えた荷物を積んで運転する
・山道など急勾配な環境での運転

 

これらの状況でエンジンが適切に冷却されない場合、オーバーヒートに至るリスクが高まります。エンジンを適切に冷却するためには、定期的な休憩とゆとりをもった運転が大切です。オーバーヒートを起こさないためにも、事故を予防するためにも無茶な運転は避けましょう。

 

オーバーヒートしたときの対処法

 

車がオーバーヒートしたときは、迅速かつ正確に対処する必要があります。次に車がオーバーヒートしたときの具体的な対処法として、車を安全な場所に停車させ、ラジエーターやエンジンオイルを確認する方法、そして専門業者への対応を解説します。

もしもオーバーヒートしてしまったときに落ち着いて対応できるように、あらかじめ対策を理解しておきましょう。

 

安全な場所に停車させる

 

車がオーバーヒートしたときは、直ちに車を安全な場所で停車させましょう。エンジンが過熱している状況で走行を続けるとさらに損傷が進み、最悪の場合、突然エンジンが止まって事故を起こす可能性があります。

そのため、車が走行できる状態のうちに、道路の端や駐車スペースなど、ほかの車の走行に迷惑がかからない安全な場所に車を停めて、車の状態を確認しましょう。

 

アイドリング状態で水温を確認する

 

車を停止させたら、まずは水温計を確認しましょう。安全な場所に停車した後、エンジンをアイドリング状態にし、水温計が正常範囲内に戻るかを確認します。水温計が高い状態のまま正常範囲に戻らない場合は、冷却システム内に問題が起きている可能性があります。

水温計が下がらないときは、エンジンが十分に冷えたことを確認した後に、冷却システム内の冷却液のレベルと状態をチェックするために、慎重にラジエーターキャップを開けて冷却液のレベルをチェックしましょう。

ただし、作業をするときに十分にエンジンが冷えていないと、高温の蒸気や液体が噴出して火傷のリスクがあります。車の点検に慣れていない方は無理をせず、車の専門店などで点検を受けましょう。

 

ボンネットを開けたまま冷やす

 

エンジンがオーバーヒートすると内部温度が異常に高くなるので、熱を外に逃がすためにボンネットをしばらく開けたままにして、エンジンを冷やしましょう。

ただし、オーバーヒートが起きたときは、エンジンやそのほかの部品も加熱していることが多く、内部の部品に触れると火傷する恐れがあります。ボンネットを開けたときは内部の部品には触れずに、まずはしっかり冷やすようにしましょう。

 

ラジエーターを確認する

 

オーバーヒートを起こしたときはラジエーターの状態を確認して、エンジン冷却システムに問題が起きていないか確認しましょう。

ラジエーターはエンジンの熱を放出する主要な部品であり、その効率が低下するとオーバーヒートのリスクが高まります。ボンネットを開けてしっかり車内部が冷えたら、ラジエーターに亀裂や漏れがないかを確認し、冷却液のレベルと状態もチェックしましょう。

 

エンジンオイルの不具合がないか確認する

 

オーバーヒートしてしまったら、エンジンオイルの状態をチェックしましょう。エンジンオイルの確認は以下の手順で行います。

 

1.エンジンが冷えた状態で、オイルレベルゲージを引き抜き、乾いた布などで拭き取る。
2.オイルレベルゲージを挿入し、再度引き抜く。
3.オイルが最低ラインの印より低い位置になっていないか確認する。

 

このときにオイルの色や質感も重要で、黒く粘り気がある場合は、エンジンオイルが劣化している可能性があります。

エンジンオイルはカーショップやガソリンスタンドでも補充や入れ替えができるので、エンジンオイルが原因でオーバーヒートしたときは早急に対処しましょう。

 

業者に連絡する

 

先に紹介した対処法を試しても問題が解決しない場合、専門家や自動車修理のプロに連絡しましょう。電話だけでも適切な対策方法をアドバイスしてもらえることがありますし、現地に来て状況を確認し、即座に修理してもらえる場合もあります。オーバーヒートしたときは安全を最優先に考え、専門家のアドバイスに従うことが大切です。

オーバーヒートした車に対処する際、冷静さと迅速な行動が必要です。安全を確保し、必要に応じて専門家の支援を受けましょう。

 

オーバーヒートの予防法

 

オーバーヒートを予防するためには、日々の点検が不可欠です。とくに水温計が示す値、冷却水やエンジンオイルの状態を確認すると、エンジンの異常を発見できるので早期に対応しやすくなります。

これらのチェックは自分でも簡単に行えますが、難しい場合は、専門店での定期点検を利用しましょう。定期的にメンテナンスすることでエンジンの寿命を延ばし、性能を維持できます。また、これらの予防措置はコスト削減や安全運転にもつながるので、日常的に意識してメンテナンスしましょう。

 

水温計を確認する

 

水温計はエンジンの温度をリアルタイムで表示しているので、エンジンの熱の上昇が発生したときは異常値を示します。

一般的に水温計はダッシュボードに表示されているので、走行中でも常にエンジン温度をチェックできます。異常に高い表示であれば、冷却システムになんらかの問題がある可能性が高いので、早急な対処が必要です。

とくに長距離や真夏の猛暑日、急勾配な坂を走行するときはエンジンに負荷がかかりやすく、水温計の値が急上昇しやすくなります。このような状況で運転するときは、こまめに水温計を確認してエンジンの過熱を未然に防ぐように心がけましょう。

 

冷却水を確認する

 

冷却水が不足するとエンジンが過熱しやすくなります。たとえば、長時間の運転や高温な環境で使用するときは、冷却水がより早く減少する可能性があります。また、冷却水が汚れていると、冷却効率が低下します。

冷却水が漏れていないかどうか確認するには、次の3つの方法があります。

 

・水温計の温度が上がっていないか確認する
・車を停車したときに、地面に液体がつかないか確認する
・ボンネットを開けて冷却水の量を確認する

 

車で遠出をする前やガソリンを入れるときなど、意識的に冷却水の状態を確認すればトラブルを防げます。故障や事故を起こさないよう冷却水を確認する習慣をつけておきましょう。

 

エンジンオイルを交換・補充する

 

エンジンオイルの量と品質はエンジンに関わる各部品との潤滑と過熱防止に影響します。点検は簡単にできるので、定期的にオイルレベルをゲージで確認し、色や質感もチェックしてください。エンジンオイルが黒く濁っていたり、どろどろと粘度がある場合は、オイルが劣化している証拠です。

長距離運転や真夏など高温な環境で車を使用するときは、オイルの消耗が早まります。走行距離が3,000〜5,000km前後、または長距離運転をする前など、定期的にエンジンオイルの量と品質を確認し、必要に応じて補充・交換するようにしましょう。

車のオーバーヒートの原因や対処法について解説しましたが、車の状態によっては廃車が適切な選択肢となります。こちらでは、自動車税についての知識と廃車するおすすめのタイミングを解説しますので合わせてご覧ください。

「自動車税の知識!廃車するならタイミングはいつがおすすめ?」

 

まとめ

 

オーバーヒートを予防するには、エンジンの温度管理と適切なメンテナンスが大切です。また、もし車がオーバーヒートしてしまったときも慌てずに落ち着いて状況を確認し、車の専門店で点検を受けましょう。

そして、万が一修理費用が高額になったり、修理が難しいと判断されたときは、まずカーコレクトに相談してください。

カーコレクトは全国対応の廃車や処分引き取りを専門に行う業者です。どんな状態の車でも、最低10,000円の買取を保証しており、価値がないと思われる車でも対応しています。

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