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カーコレブログ

車の寿命は走行距離でどのくらい?走行距離が関係する理由とは

2023/06/02 up

 

かつて車の寿命は「経過年数10年」「走行距離10万km」が目安といわれていましたが、近年では技術の発達により、部品の耐久性が向上していることから、車の寿命も伸びています。

本記事では、現代においての車の寿命とされる走行距離や、なぜ寿命に走行距離が関係するのかを具体的に解説します。この記事を読むことで、いま乗っている車は寿命が近いのか、まだ乗り続けられるのか、判断の目安がわかるようになります。

 

車の寿命は走行距離でどのくらいが目安?

 

車の寿命は、走行距離でみると10万km〜15万km程度が目安とされています。かつて車の寿命は、走行距離10万kmが目安といわれていました。

しかし現在では、自動車技術の発達によって部品の耐久性が向上しており、最低限のメンテナンスと部品交換を行っていれば、15万km程度は走れるとされています。

自動車検査登録情報協会が公表している「車種別の平均使用年数推移表(令和4年)」によれば、乗用車の平均使用年数は13.8年とされています。10年、または10万kmが目安とされていた時代から比べて、車の寿命が伸びていることがデータからも読み取れます。

したがって、走行距離で考えた場合の寿命の目安は、最低限のメンテナンスをした場合で10〜15万km、適切なメンテナンスを行えば、さらに長く乗ることも十分に可能といえるでしょう。

 

車の年間平均走行距離

 

車の年間平均走行距離は、その車がどのように使用されているか、または誰が使用しているかに大きく影響されます。一般的には、年間で10,000kmを超える走行をすると、車に過度な負荷がかかり、維持費が増え、劣化が早まるとされています。

しかし、これはあくまで一般的な目安であり、車の利用方法や運転環境によって大きく変動します。たとえば、ソニー損害保険株式会社が行った「2021年全国カーライフ実態調査」では、自家用車を所有している調査対象者1,000人の年間平均走行距離は6,186kmでした。

これは日本の車の利用状況を反映しており、日常生活の移動手段として、車を利用する人が多いといえるでしょう。

 

市内・近所の運転が主な場合

市内での買い物や、近所への移動といった用途に車を使う事が多い場合、1週間あたりの走行距離は約60km程度と仮定すると、年間の平均走行距離は約3,000kmとなります。これは、車を主に近距離移動に使用している人々の間で、一般的な走行距離となります。

 

日常・ドライブの運転が主な場合

 

週末のドライブや、近所だけではなく少し離れた場所への買い物など、日常的な移動に加えて長距離移動もある場合、1か月あたりの走行距離は450km〜1,000kmです。年間の平均走行距離は、5,000km〜10,000kmとなります。

 

通学・通勤の運転が主な場合

 

毎日の通勤や通学で車を利用している場合、年間走行距離は、10,000km〜15,000kmとなります。これには、年2回程度の旅行・帰省や、月に何度かの長距離ドライブでの使用が想定されています。

車の年間平均走行距離の目安が1万kmとされているのは、車を通勤に利用する人が多いことも理由のひとつです。

 

週末のドライブも多い場合

 

週末は欠かさずドライブに遠出し、通勤・通学など毎日のように車を利用するという場合、一年間の走行距離は15,000km以上が目安となります。週末のドライブを除いても、週5日の通勤で、往復70kmほど走行していれば、年間の走行距離は15,000km程度になると想定できます。

 

車の寿命に走行距離が関係する理由

 

車の寿命は、使用方法や保守状況により大きく変わります。走行距離は重要な指標のひとつで、走行距離が長いと、エンジンやその他の部品により多くの負荷がかかり、劣化や損傷が進みます。

とくにエンジン、バッテリー、タイミングベルトの状態は、車の寿命に大きく影響します。

 

エンジンの状態

 

エンジンは、車の心臓部ともいえる部分です。走行距離が長いほどエンジンの部品はより多くの摩耗を受け、エンジンの寿命は短くなります。その結果、パフォーマンスの低下や修理が必要になります。

エンジンに不調が出始めると、その他の関連部品にも悪影響を与え、多くの場合で連鎖的に不具合が発生します。エンジンの寿命は多くの要因に影響されますが、保守部品が製造終了後10年程度は入手できることから、一般的に新車のエンジンは約10年程度持つといわれています。

エンジンの寿命は車の寿命ともいえ、適切なメンテナンスが大切です。エンジンオイルの交換を定期的に行うことで、エンジン内部の摩耗を防ぎ、寿命を延ばせるでしょう。

 

バッテリーの状態

 

車のバッテリーは、エンジンの始動や、車内の電子機器の動作に必要な電力を供給します。バッテリーの寿命は使用状況や保管状態にもよりますが、一般的には3〜5年とされています。

長距離を頻繁に走行すると、バッテリーの充電と放電が繰り返され、寿命が縮まる可能性があります。

 

タイミングベルトの状態

 

タイミングベルトは、エンジン内部のカムシャフトとクランクシャフトの動きを同期させる重要な部品です。このベルトの劣化や破損が進むと、エンジンの動きが不安定になり、最悪の場合エンジンが停止することもあります。

それぞれの車種やメーカーによって、推奨される交換のタイミングは異なりますが、多くの場合、走行距離が約100,000kmもしくは使用年数が8〜10年経過した場合に、交換が推奨されています。

一般的に、年間走行距離の平均は約6,000km程度とされているため、日常的によく車を使い、年間10,000km以上走る場合は、10年経過する前に1度は交換したほうがよいといえそうです。

 

車の寿命を走行距離以外で判断する方法

 

車の寿命を判断する目安は、走行距離だけではありません。経過年数や故障の発生頻度、修理や部品交換費用、部品の提供終了なども考慮する必要があります。それぞれの要素について、具体的に解説します。

 

経過年数

 

一般的には、新車から約10年がひとつの目安といわれています。車は一定の年数が経つと、自然に劣化し始めます。たとえば、車が長い間使用されていなくても、部品が劣化し、ゴムやプラスチックが硬化したり、金属が錆びたりします。

10年経過した車でも定期的なメンテナンスを行い、適切に使用していれば更に長く使用することも可能です。一方で、メンテナンスを怠ったり、過度な負荷をかけ続けたりすると、10年未満で大きなトラブルが発生することがあります。

さらに、いつもの坂がいつもと同じアクセルの踏み方で登れない、いつもより燃費性能が悪いと感じた場合は、寿命が近づいているサインといえるでしょう。

 

頻繁な故障

 

車が頻繁に故障するようになった場合、車の寿命が近づいてきているかもしれません。頻繁な故障は、車の各部品が経年劣化や摩耗により、機能を果たせなくなってきている兆候です。

たとえば、修理をしても1年以内に別の箇所で故障が発生する場合、大きな修理が必要になる可能性が高いでしょう。とくに、エンジンやトランスミッションなどの重要な部品が頻繁に故障するようになった場合、車の寿命が近いといえます。

また、サスペンションに使われているゴムブッシュや、ショックアブソーバーなどは消耗品のため交換が必要ですが、車検では交換されません。

このように、車検では交換しない部品が立て続けに不具合を起こした場合は、車全体が劣化してきており、寿命が近いといえるでしょう。

 

修理・交換費用が高額

 

修理・交換費用が高額になってきた場合も、車の寿命を判断する要素のひとつです。車は、年数が経過することで保守部品が手に入りにくくなり、修理費用が高額になるケースがあります。

状況によっては、修理するよりも車を買い替えたほうがよい場合もあるため、メンテナンス費用が高額になってきた場合は、買い替えを検討してもよいでしょう。

 

部品の提供終了

 

必要な部品が手に入らなくなった車は、修理が困難になります。修理ができないということは、車が寿命を迎えたともいえるでしょう。

業界として、一般的に生産終了から10年程度は、保守部品を保管するように努めていますが、特別に期間が定められているわけではないため、10年経たずに部品がなくなることも考えられます。

たとえば、特定の古いモデルの車や、生産が終了したメーカーの車などが該当します。とくに、エンジンに関連する部品が手に入らない場合は、実質的に寿命を迎えたことになります。

 

車が寿命を迎えた場合の選択肢

 

車が寿命を迎えた場合、主に3つの選択肢があり、それぞれの状況とニーズによって最適なものが変わります。各選択肢のメリットとデメリットをしっかりと理解したうえで、自身の状況に最も合った選択をしましょう。

 

修理を繰り返す

 

車が故障しても補修部品が手に入る限りは、メンテナンスを繰り返して乗り続けられます。車の補修部品は、生産終了から約10年程度は流通します。しかし、明確に保管期間が定められているわけではないため、早期に部品が手に入らなくなる可能性もあります。

また、修理をしても全体的な部品の劣化や、安全性に不安がでると車検に通らない可能性もあり、13年経つと税金も高くなります。

修理にかかる費用と時間、将来的にさらなる修理が必要となる可能性を考慮し、修理費用が高くなってきたときや、部品が手に入らなくなった場合は、新車を買うことも考える必要があります。

 

下取りや買取に出す

 

車を下取りや買取に出すことは、寿命を迎えた車の選択肢のひとつです。新しい車を購入するときの一部資金として使用できるため、経済的な観点からは有用な選択でしょう。車によっては、まだまだ乗ることができる状態でも、価値が下がる前に新車に買い替える人もいます。

下取りの場合、中古車買取業者での買取に比べると車の値段は低くなるケースが多いですが、手間を掛けずに車を手放せます。買取は下取りよりも高額で買い取ってもらえる可能性が高いですが、やや手間がかかる方法です。

 

廃車にする

 

経過年数や走行距離次第では、車に値段がつかないこともあります。そういった場合は、車を廃車にするしかありません。廃車には、陸運局での手続きが必要です。

 

車の寿命を延ばすための方法

 

日本では、2年に一度の車検が法律で義務付けられていますが、車検だけでなく定期的な点検も重要です。

エンジンやブレーキなど、重要部分の劣化や問題を早期に発見できれば、大きなトラブルを防ぎ、車の寿命を延ばせます。車の寿命を延ばすには、具体的には以下のような方法があります。

 

定期的な洗車

 

車を定期的に洗うことで、塗装の劣化を防げます。タイヤの摩耗、空気圧、ヘッドライト、ウィンカー、ブレーキのテストなども同時に行うとよいでしょう。

洗車の際には、ホイール周りや車体下部の泥や汚れをしっかり落とすようにします。汚れを放置すると、腐食によってボディやフレームの劣化につながります。

 

エンジンオイルの交換

 

エンジンオイルは、エンジンの摩擦を減らし、車の寿命を延ばす役割を持っています。エンジンオイルを交換しない場合、オイルが劣化し、本来の能力を発揮できなくなります。

その結果、エンジンが不調を引き起こし、最悪の場合は走行できなくなる可能性もあります。エンジンオイルの交換は、メーカーが定めた交換時期を守るようにしましょう。

メーカーにもよりますが、一般的には5,000km〜15,000km、または3〜6か月を目安とした交換が推奨されています。

 

バッテリーの交換

 

バッテリーは、寿命が来ると急に充電が切れてしまうことがあります。バッテリーの寿命は、約2〜3年程度が目安です。

カーナビやオーディオなど、電装品が多いと寿命は短くなります。ライトがいつもより暗い、エンジンのかかりが悪いといった現象は、バッテリーが弱まってきている前兆です。

長期間運転しない場合は、エンジンを10分程度かけるほか、バッテリー液の補充などのメンテナンスをすると長持ちします。

こちらの記事で、車のバッテリーが上がる原因と対処法をあわせて解説しています。

 

タイミングベルトの交換

 

タイミングベルトは、車のエンジンを正確に制御する役割を持っています。タイミングベルトは、ウォーターポンプやオイルポンプなど、エンジン内部の主要な部品と接続されています。

タイミングベルトが切れてしまうと、エンジン機能の大部分は停止し、最悪の場合はエンジンが壊れる可能性があります。一般的には10万kmを目安に交換が推奨されていますが、10万kmに達する前に切れてしまう可能性もあります。

エンジンの中にある部品のため、素人が確認することは難しく、エンジンの異音が聞こえたとしても、対処が間に合わない場合が多いです。そのため、タイミングベルトの交換は、メーカーが定めた交換時期を守るようにしましょう。

 

タイヤの点検・交換

 

タイヤには溝があります。溝が減ってしまうとグリップ力が低下し、ブレーキング性能が悪くなります。タイヤの溝の深さが、法律で定められている基準である3.2mmを下回ると、交換しなければなりません。

タイヤは4年程度持つとされていますが、溝が減った場合は4年経たずに交換しましょう。また、タイヤが劣化すると側面に亀裂やヒビが発生します。

放置して走行を続けると、走行中にタイヤが破裂する危険性もあります。日常的に亀裂やヒビのほかにも、釘や石などの異物が刺さってないか確認しましょう。

 

丁寧な運転

 

車を長持ちさせるためには、以下のような運転方法が大切です。これらの運転方法を実践することで、車にかかる負担を軽減し、車を長持ちさせられます。

・スムーズな発進
急発進は、エンジンやブレーキに負担をかけます。アクセルをゆっくりと踏んで、車をスムーズに発進させましょう。

・ゆっくりとブレーキ
急ブレーキはタイヤに負担をかけるだけでなく、ブレーキパッドやディスクにもダメージを与えます。ゆっくりとペダルを踏み、安定した減速を心がけましょう。

・優しいハンドル操作
乱暴なハンドル操作は、タイヤやサスペンション、ホイールに負担をかけます。急なハンドル操作は避け、優しく曲がりましょう。

 

まとめ

 

車が寿命を迎えた場合、修理や買い替えなど、選択肢はさまざまです。車の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスや丁寧な運転が大切です。必要に応じて適切な部品交換を行えば、部品が供給される限り乗り続けられるでしょう。

しかし、部品は生産終了から10年程度で流通しなくなってくるため、いずれは車を買い替えるか、廃車にしなければなりません。また、現在では技術の進歩により20万km以上の走行距離を目指すこともできますが、走行性能や自動車そのものは劣化します。

したがって、通常交換しない部品の劣化や安全面には、不安が残ります。将来的な修理の手間や税金、安全面を考えると、ある程度の時期で売却や廃車を考えたほうがよいといえそうです。

車を廃車にする場合は、カーコレクトに相談をおすすめします。カーコレクトなら、長年乗り続けた価値の付かない車でも10,000円以上の買取を保障します。

また、事故車や動かない車など、どのような状態の車でもすべて買取します。中古車販売店で値段が付かずにお悩みの場合は、ぜひ一度相談してみましょう。

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